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リレー小説

1:mia :

2010/08/12 (Thu) 00:47:55

一作目の物語を「リレー小説」で創り出すスレッド。
ルール
・オリジナル(自分で考えて書いた文章)
・一投稿につき十行以内(一行でも可)
・連続投稿はNG(他人の投稿を挟んでから続きを書く)
・全て反映されるとは限りません(企画の参考にします)
2:AOK :

2010/08/13 (Fri) 00:34:19

最初一歩を誰かが書かないと進まないから
文を書くのは苦手だけど書きます。

--------------------
ある日、差出人の分からない手紙が届きました。
3:mia :

2010/08/13 (Fri) 08:51:48

// ルール追記・コメントは文頭二重斜線を付ける。行数カウント対象外

郵便受けから手紙を取り出したのは10代の少年。
庭で羊を飼っています。紙封筒を羊に与え、もぐもぐと
嬉しそうに咀嚼する羊がメェメェと鳴くのを見届けて
少年は便箋を読み始めた。
4:AOK :

2010/08/14 (Sat) 06:35:17

おめでとうございます。
あなたは1億人の中から選ばれました。
5:mia :

2010/08/15 (Sun) 07:38:33

送り主を確認してみた。なんと、魔物からだった!
もしかして一億人の中から選ばれた『生贄』なんじゃ……
ガクガク震えながら手紙を読み進める。
6:クロネコ :

2010/08/15 (Sun) 15:00:04

・・・どうやら魔界で内部闘争が勃発し、二軍に分かれ抗争中らしい。
送り主は現在、劣勢側の幹部のようだ。
7:AOK :

2010/08/15 (Sun) 17:08:53

もう1枚の便箋に地図がかかれていた。
地図の◎の所が魔界への扉らしい。
8:mia :

2010/08/15 (Sun) 22:26:08

少年ストラはエクアロッタ地方に住んでいる。
南西にある小さな村が現在地。東側に魔界の扉が
あると地図に記されている。
ストラは再び羊に目を向けて独り言をつぶやいた。
「怖くて仕方ないんだ。でも旅立つべきかな」
三枚目の便箋には何も書かれていなかったので二等分。
片方に『旅立つ』、もう片方に『旅立たない』とペンで書いた。
それを地面に置いてどちらを先に食べるかという占いにより
決めることにした。

// 主人公はストラではない。実は羊であった
// 選択肢が出る。これにより物語が大きく二つに分岐
// することはなく、旅立つを選ばない限り村の中で過ごす
// 日々が続くだけである。

こうして羊・ゴシップと、少年・ストラは旅立つ事になった。
9:AOK :

2010/08/16 (Mon) 06:44:17

村を出る時
「旅立つならこれを持って行きなさい」
と小さな箱を差し出された。
おもわず受け取ってしまったが
何が入っているか分からない。
10:mia :

2010/08/17 (Tue) 09:31:34

その小さな箱をくれたのは、村長ロレンツだった。
箱を開けてみると何もなかったが色々入りそうに思えた。
試しに食器や水筒やお鍋のフタを入れてみると
一辺が10cm程度にも関わらず、吸い込まれるように
入っていった。そして箱に手を入れると取り出せる。
村長「不思議な魔法のかけられた小箱なんじゃよ」

// ドラ○エの場合、主人公は話さないですね。
// 村長に小箱貰ってストラが感謝の言葉を発するか
// どうかで迷いましたが、とりあえず無口に……
// みんなはどう思いますか?
11:AOK :

2010/08/17 (Tue) 21:24:46

地図を開いた。
魔界への扉の位置を確かめて
川の向こうの町まで行くことにした。

//主人公は話さないが良いです
12:mia :

2010/08/18 (Wed) 09:21:16

村から出たところで他の旅人が凶暴化したコアラ
のようなモンスターに襲われているのを発見。
// 助けることになり、初めての戦闘シーンとなる
// それについては別トピックを設けておきますので
// プログラム担当の方はそちらに意見をお願いします
13:AOK :

2010/08/19 (Thu) 05:07:01

近づくと
ウォーーー。
コアラが襲いかかってきた。
ゴシップは大きな木の方へ逃げていく。
ストラはゴシップの後を追いかけた。
大きな木の所までたどり着くと
凶暴だったコアラから木に捉まっておとなしくなった。
なんとか助かった。
//↑ゲームをこの通り作るかは別で
14:mia :

2010/08/19 (Thu) 09:58:08

木の近くにいた爺さんがコアラを見つめていた。
「コアラはかわいいのぉ」
手をそろそろと前に出し、今にもコアラに触れそうである。
「あ、お爺さん! 触ったら襲ってくるよ」
ストラが言っても、その爺さんは頑固だったので聞かなかった。
「ウガァーーーー!!」
爪を振り上げたコアラの一撃が爺さんにヒットする。
グシャ。
そして血まみれになった爺さんは最後に一言発して亡くなった。
「ほら、痛く……痛いわい……」
15:AOK :

2010/08/19 (Thu) 22:02:08

これ以上コアラの近くにいると危険だから
その場をさった。
遠くに川が見えている。あの向こうに町がある。
ストラとゴシップは道を急いだ。
16:mia :

2010/08/20 (Fri) 19:18:14

あたり一帯は村以上に植物が生えていた。
道端をみてみると、オオイヌノフグリが巨大化した
ような草や、ワスレナグサに似た薬草。季節は春。
ポカポカ陽気の中を進んでいき、川にさしかかった。
ゴシップが川の水を飲み始めたのでストラも
休憩することにした。
// 情景描写はシーン切替時や人や物に触れたり
// 調べた時にメッセージを出す
17:AOK :

2010/08/21 (Sat) 11:07:21

川の上流から何かが流れてくる。
しばらく見ていると巨大イチゴだと分かった。
ストラは目の前に流れてきたイチゴを拾った。
18:mia :

2010/08/21 (Sat) 20:32:08

拾った巨大イチゴは白黒斑点が付いていて、ぶよぶよ
していた。持ち上げて観察しようとした、その時!
ゴシップは口のような穴から勢いよく吸い込まれて
飲み込まれてしまった!!
その直後、巨大イチゴは回転しながら川にドボンと
音を立てて流れていく。川の勢いはなかなか速く
追いかけても捕まえられない。その中で無事に生きて
いれば、助け出せるだろうと能天気に考えていた。
それから町を後回しにし、流された方向に沿って
歩いて追跡し始めた。
19:AOK :

2010/08/21 (Sat) 22:47:03

少し歩くと引っかかって止まっている巨大イチゴが見つかった。
しかし、どうすれば助けられるか分からない。
そこに商人が近づいて来た。
「これを使いなさい」と
怪しい粉を渡された。
20:mia :

2010/08/22 (Sun) 08:38:04

商人から説明を聞いたストラは 300トロピ支払った。
// トロピは通貨単位。
怪しい粉は砂時計の容器に入っていた。ひっくり返して
粉を逆の方へ送ると、時間が戻ったりするのかな。
試してみた。目の前がグラグラして一瞬船酔いしたよう
な気分に。気付くと休憩していた川辺にいて
ゴシップが隣にいた。遠くを見渡すと巨大イチゴが
上流から流れてくるところで、つまり戻されていた。
「ゴシップ! 戻れてよかった」
ストラはゴシップを数回撫でた後、巨大イチゴを
無視して町に向かうことに決めたのであった。
21:AOK :

2010/08/22 (Sun) 20:03:44

しばらく歩いて町に着いた。
ここは古くからある町である。
今では忘れ去られた文字が壁に残っていたり
昔の廃墟が残っている。
22:mia :

2010/08/25 (Wed) 22:45:07

町の入口には兵士が一人立っていた。警備をしている様子。
話しかけたら不審者と決め付けられて戦いを挑まれた。
やたら攻撃力が強い兵士を倒すと、話を聞いてくれ誤解が解けた。
兵士はユーレと名乗り、ストラ達を町長に紹介してくれた。

// 町の名前決めて?
23:AOK :

2010/08/26 (Thu) 00:23:55

ようこそ、アレキサンマーの町長ロバートです。
実は頼み事がある。
町外れの廃墟に幽霊でると人々がおびえている。
少しばかりだが解決したらお礼を進ぜよう。

//町の名前「秋のサンマ」から
24:mia :

2010/08/29 (Sun) 17:09:28

ストラは了解したものの、正直面倒だった。
廃墟を訪れようと試みたが幽霊以前に強そうな魔物が
闊歩していて一撃で倒されてしまい、先に進めなかった。
そこで町長ロバートに「他の冒険者をあたってください」と
言い捨てて逃れた。魔物にやられ負傷したストラとゴシップは
アレキサンマーにある病院に通院するなどしていた。
25:AOK :

2010/09/01 (Wed) 05:36:53

あれから2週間
うわさを聞いた冒険者が次々と町を訪れ
廃墟に向かったが魔物の襲撃に遭い負傷していた。
病院には負傷した冒険者が増えていた。
26:mia :

2010/09/04 (Sat) 10:07:23

その頃、病院内では負傷者が廃墟から持ち帰った
新種の病原菌が広まり、院内感染を引き起こしていた。
ストラやゴシップ、そして医師にも感染した。
そしてそれは町全体に拡大していこうとしていた。
泣きっ面に蜂。廃墟から町に魔物が侵攻。
町にある食べ物を目当てに出没してきたらしい。
日に日に町は魔物が闊歩して廃墟に飲み込まれた。
ストラとゴシップは戦う気力がなくなり、開き直って
魔物と仲良くするようになった。
27:AOK :

2010/09/05 (Sun) 18:27:44

ある日、仲良くなった魔物が
ストラの持っている地図を見つけた。
「おそろしい。
魔界の扉へは近づいちゃいけねえ。
近づいたものは帰ってこない。」
28:mia :

2010/09/06 (Mon) 20:28:18

ストラは魔物が言葉を喋ったことにびっくりしていた。
魔物は鳴き声しか発しないと思い込んでいたからだ。
「近づくと危ないんですね。どんな危険があるのですか?」
ストラが魔物に尋ねた。その魔物はニワトリと人間を足して
2で割ったような容姿をしていた。翼があり短時間低空飛行
が可能だという。
29:AOK :

2010/09/08 (Wed) 05:55:36

「扉から炎が吹き出し
あたりは焼き尽くした灰に覆われている。
今、扉の向こうがどうなっているか。」
30:mia :

2010/09/08 (Wed) 09:22:19

魔物はホークスと名乗り、そのように話した。
ストラはホークスが扉に近づいたら焼き鳥みたいに
なると想像して面白がっていたが表には出さず
「どうなってるのか気になるね。実は招待を受けて
扉の向こうにある魔界に行こうとしてるんだよ」
ホークスはそれを聞いて
「俺も連れて行ってくれないか?」
危険だと言いつつも行くとなったら志願してきた理由とは
31:AOK :

2010/09/08 (Wed) 21:28:50

魔界に行けば
元の姿に戻れるかもしれない。
そう考えたからだ。
32:mia :

2010/09/09 (Thu) 16:24:14

「元の姿は人間だった。扉に近づいた時に魔界のボスが
現れたんだ。それで逃げようとしていたら呪いの合成魔法
をかけられて、有翼人となった。元の姿に戻りたい時も
あれば、このままでいいと思うときもあるんだ。ああ、でも
夜眠る時に翼が邪魔で仰向けになれないのが困りものだ」
ホークスが一気に捲し立てた。ストラは聞き取れなかったので
「もう一度お願いします!」と言った。ホークスは同じことを
ゆっくり話し直した後でストラの了解を得て仲間に加わった。
その頃、ゴシップは空腹に耐え切れず近所の畜産農家に侵入して
飼料を食べていた。
33:AOK :

2010/09/09 (Thu) 21:42:32

しばらくストラは仲間になったホークスと話していたが
ゴシップがいない事に気づいた。
町を探し回っているとゴシップの鳴き声がした。
ストラはホークスと鳴き声のする方へ急いだ。
34:mia :

2010/09/10 (Fri) 11:10:50

「こらっ、なに食べてるのよ。誰の羊かしら……」
ストラと同い年くらいの女の子が出てきていた。
「こんにちは。それは僕の羊です。あ、何か勝手に食べて
しまって申し訳ない」
ストラが謝ると、女の子が答えた。
「飼い主さんなのね。初めまして、私は シャルロット と
いいます。謝ってくれたから許してあげる」
ストラはゴシップに「もう勝手に食べちゃダメだぞ!」と嗜めた。
失礼して後を向いた時、シャルロットに呼び止められた。
「あの、もし良かったら家でお茶していきませんか?」
35:mia :

2010/09/10 (Fri) 11:14:26

// 34 誤字訂正
// × 嗜める
// ○ 窘める
// 読み方:たしなめる
36:AOK :

2010/09/10 (Fri) 23:55:40

ストラはシャルロットの家に迎えられた。
シャルロットはソーサー、カップ、ポットを運んで来て
手際よくカップにお茶を注いだ。
「お茶をどうぞ」
ストラはお茶を飲みながら
村を出てから今までの話をした。
「お願いがあります」
突然思いついたようにシャルロットが言った。
「ある人を探してほしいの」
37:mia :

2010/09/13 (Mon) 18:09:26

「山に芝刈りに出かけたお爺ちゃんが戻ってこなくて」
それを聞いたストラは
「魔物に襲われてないか心配だな。一緒に山へ探しに行こう!」
シャルロットを見てストラは内心照れていた。
「おいおい、連れてったら危なくないか」
ホークスはシャルロットにお留守番していてほしいようだ。
しかしストラはシャルロットに微かな恋心を抱いていたので
これを機会に仲良くなれたらと想っていた。
「大丈夫よ。わたし魔法だって使えるもの、足手まといには
ならないから連れてって」こうして仲間に加わった。
38:AOK :

2010/09/14 (Tue) 06:57:31

次の日、ストラ達は旅の準備をして
北の山の方へ向かった。
川沿いに歩き山のふもとの森に着いた。
39:mia :

2010/09/16 (Thu) 21:45:03

その森は人々からミドリガハラと呼ばれていた。
標高1700mの碧ヶ山を中心に半径1000mの森が
広がっている。不治の病に苦しんだ人が多く訪れ
命を絶っていくという噂があり、また薄暗くて危険な
ために人通りは少ない。シャルロットは言った。
「芝刈りってのは嘘よ。どこにも芝なんて生えて
ないわ。森を抜けて山を登る。頂上には青い薬草が
生えてる」
それを聞いたストラは深読みして尋ねた。
「なんで嘘付いたの。その薬草が新種の病原菌に効くとか?」
40:AOK :

2010/09/17 (Fri) 07:42:22

「薬草のことは話してはいけないと言われていたの。
分からないけどお爺ちゃんのノートには
青い薬草が水の力を宿す
と書かれていたわ。」
ストラは迷ったが山を登ることにした。

//>芝刈りってのは嘘よ。どこにも芝なんて生えてないわ。
//山に行くしば刈りは芝生を刈る事ではないです。
//『どこにも芝なんて生えてないわ。』の部分を削除が良いかと。
//あと漢字が「芝刈り」でなくて「柴刈り」です。
41:mia :

2010/09/26 (Sun) 18:40:24

実際は森の入口にストラ達はいたので山登りはお預けだった。
ストラは木登りした。梯子(はしご)がついている木で
周囲を見渡すことができた。森は思ったより深く続いていて
山登りをするまでに疲れ果ててしまいそうであった。
ストラ「こりゃ大変そうだな」
ホークス「町に戻って装備と回復薬を揃えてきた方がいいだろう」
シャルロット「そうしよ~」

// 修正 ”芝刈りってのは嘘よ。どこにも芝なんて生えてないわ”
// → ”庭に生えてる緑色の芝を刈るのが「芝刈り」んで、私達の
// 場合は山だから「柴刈り」よ。勘違いしないでね。”
// 修正 ”なんで嘘付いたの。” → ”緑色の芝だと勘違いしてたよ。”
42:AOK :

2010/10/01 (Fri) 06:31:59

ストラたちは町に戻った。
日も暮れていたので一晩休んで
次の日お店に出かけた。
品物を見て回ったが高い。
十分な装備を揃えようとするとお金が足りない。
ストラはどうするか考え込んでしまった。
43:mia :

2010/10/04 (Mon) 13:03:51

すると遠くで爆発音が聞こえた。魔界の扉がある方角からだ。
地響きがして立っていられなくなり伏せていた。
数分後、魔物の大群が空から陸からやってきて辺りを
包囲した。そしてボスらしき魔物が言った。
「俺が魔王だ。魔界の盾で対抗しようとしている
反乱軍を手伝おうとしている疑いで倒しに来た。
弱いうちに芽を摘み取っておけば後々面倒がないからな」
戦闘が始まった。魔王は容赦なく最高位の攻撃を
しかけてきた。それを受けたストラたちは全滅して
二度と起き上がることはなかった。 ― 完 ―

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